

2008年1月から始まった、民主・共和両党の予備選挙は、オバマ上院議員(民主)とマケイン上院議員(共和)の勝利に終わりました。日本のメディアも生中継や特集番組などを通して、選挙活動を精力的にレポートしてきました。しかし、読者や視聴者にとって、何かもの足りないものを感じたのです。
「もの足りないもの」とは?
それは、リアリティです。たとえば、米国市民は候補者を支援するボランティア活動に進んで参加し、なぜあそこまで熱狂的に応援するのでしょう。日本人の一般的な感覚からすると、理解しにくい行動だと思います。
また、なぜ民主党員はヒラリー・クリントン上院議員ではなく、バラク・オバマ上院議員を選んだのか。米国市民にとって二人の違いは何なのか。何が党員を突き動かしているのでしょうか。このような情報は、レポートにリアリティが伴わないと読者や視聴者に明確なメッセージとして伝わりません。
ブログ「ひさみをめぐる冒険」のリアリティ
1995年からサンフランシスコ・ベイエリアで活動し、ブログ「ひさみをめぐる冒険」の著者である大柴ひさみは、日米間ビジネス・カルチャーのファシリテイターとして、日本企業の米国ビジネス・マーケティングをはじめ、米国の最新事情を伝えるセミナー講演を国内で数多く行うなど、多忙な日々を過ごしています。
日々の業務に加えて、ブログ「ひさみをめぐる冒険」を書き続けていて、日本の読者から数多くの応援メッセージをいただいています。
当ブログでは、昨年から米大統領選挙に関するエントリを始めています。特に、予備選が始まった今年1月から7月までのエントリは40本以上に及び、多いときは1日数回も更新しています。
2008年8月のコラム・エントリ
9月(3日現在)
■最大風速150mphの「ハリケーンGustav(グスタフ)」が共和党大会を救うか?
■Obama(オバマ)は、実は「ライオンキング」だった?
■マケインは副大統領候補に指名したSarah Palinに1回しか会ったことがない
■オバマのスピーチは、北京オリンピックの開会式を超える4000万世帯が視聴しました
■マケインは、アラスカ州女性知事Sarah Palinを副大統領候補に指名:「マケインの白雪姫は共和党を救えるか?」
■民主党大会最終日:「オバマのタッチダウンスピーチ」マケインに手袋を投げつけたオバマ(He took the gloves off)
■民主党大会最終日:オバマのスピーチは「スーパーボウルスピーチ」となるか?
■民主党大会第3日目:千両役者たちの登場「ビル・クリントン元大統領とジョー・バイデン副大統領候補」
■Wake up, America(目覚めよ、アメリカ!)
■今、ヒラリー・クリントンが、自分の名前を投票からはずして、オバマは正式に大統領候補に選出されました。
■マケインのヒラリーを利用したオバマ攻撃広告が、オバマとヒラリーの確執を深めています
■民主党大会第1日:ミシェル・オバマのスピーチに注目
■Obama(オバマ)の副大統領は、私が予想した通りJoe Bidenで決まりです
■オバマの大統領候補としての最初の重要な判断:副大統領の選択
■ロシアとグルジア戦争:マケインの外交政策アドバイザーはグルジアのロビイスト
■元大統領候補Edwards(エドワーズ)の女性スキャンダルを考える
■McCain(マケイン)の広告メッセージの「人種と宗教」を使ったサブリミナル効果??
■両陣営の激しい広告の応酬が多くのバズを呼ぶ:マケイン陣営の狙い
■マケインのオバマ攻撃のセレブ広告に対する「ヒルトンファミリーの反撃」
■マケインのオバマ攻撃広告第2弾:「オバマは預言者モーゼかもしれない??」

大柴ひさみご紹介
電通ヤングアンドルビカム(DY&R)で、外資系企業の国内広告マーケティングを16年担当後、1995年にカリフォルニアに移住。米国大手広告代理店やダイレクトマーケティングの会社を経た後、1998年2月JaM Japan Marketingを設立。海外市場進出を目指す日米企業を対象にクロスカルチャーなナレッジをベースに、マーケティング戦略の開発立案、市場調査分析、広告PR、ローカリゼーション を含むコンサルティング活動を提供している。また、国内での講演や執筆活動も多く手がけ、年数回太平洋を往復している。
講演レポート: 日経ネットマーケティング、「SNSマーケティング2.0」セミナー開催
連載: NB Online NETMarketing Online「米国ネットの“ざわめき”を聴く」
連載: 「宣伝会議」15日号 「アメリカ最新事情」
著書: 「ひさみをめぐる冒険」(ひつじ書房)
このたび、大統領選挙にフォーカスした「JaM Media会員制コラム」を、ブログ「ひさみをめぐる冒険」から独立させて、「Real Watch:2008年米国大統領選挙」として2008年8月から立ち上げます。日米間ビジネス・カルチャーのファシリテイター大柴ひさみの視点で、日本のメディアでは伝えきれない、大統領選挙を取り巻く、次のようなリアルなメッセージを現地からお伝えします。
- 感情(emotion)
- 空気(atmosphere)
- ケミストリー(chemistry)
- 勢い(momentum)
- 感覚(feeling)
JaM Media会員制コラム「Real Watch:2008年米国大統領選挙」は、日米ビジネスに携わる方をはじめ、米国を通して日本や私たちの将来に関心を抱くすべての方に、お読みいただきたいコラムです。ご興味ある方は、ぜひお申込みください。
JaM Media会員制コラム「Real Watch:2008年米国大統領選挙」
『大柴ひさみからメッセージ』
さまざまな意味で論議をかもしながら歴史的な2008年米国大統領選挙は、予備選挙から本選挙へと移行して、11月の投票に向けて進行しています。民主党は、初の女性大統領候補者Hillary Clinton(ヒラリー・クリントン)との激烈な争いに勝利した、初の黒人大統領候補者Barack Obama(バラク・オバマ)。共和党は一時、資金不足とキャンペーンの破綻でレースを途中で降りるといわれたJohn McCain(ジョン・マケイン)が復活して候補者に選ばれています。
8年間続いたブッシュ政権は以下の表に見られるように、近年の歴史上最低の支持率25%まで低下して、国民の信頼を失っています(http://www.hist.umn.edu/~ruggles/Approval.htm)。米国民にとって今回の選挙は米国の未来を託す大きな選択となり、オバマという「Phenomenon(現象化)」、あるいは「Iconic(アイコン的な)」候補者の出現によって、米国民に賛否両論のエキサイトメントをもたらしています。

若年層や無党派層など、従来政治的に無関心であった新たな人々の参加により、何百万という新たな有権者が出現しています。こうした「選挙のMomentum(勢い)」は、政治への関心を強く呼び起こし、「Politics is sexy(政治はセクシー)」とまでいえる状況を作り出しています。
この歴史的な選挙戦のリアリティを米国民の目線でウォッチすることによって、米国が抱える「人種、性差、年齢、職業」といったさまざまな論議や課題が浮き彫りにされて、普段は見えない水面下の氷山(3分の2を占める)とも言うべき米国が見えてきます。さらに、候補者を一つのブランドとして見立てて、最新のマーケティング手法を繰り広げながら展開する選挙キャンペーンは、ビジネス・マーケティングの視点からも非常に興味深いケーススタディとなります。
JaM Media会員制コラム「Real Watch:2008年米国大統領選挙」は、米国民および世界が固唾をのんで見守る大統領選挙を、リアルタイムでリアルな視点からブログします。日本のメディアから見えない米国社会の本音や「Insight(インサイト・洞察)」をレポートするこのコラムは、Proactive(先を見越して行動する)な日本の読者の皆さまに、確実な満足をお約束します。
お申込み
会員制コラム「Real Watch:2008年米国大統領選挙」は、2008年8月から本選挙終了後の12月まで、5ヵ月間掲載する予定です。購読料は次のとおりです。
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9月〜12月(4ヵ月)一括契約: 42,000円(税込み)
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2008年6月〜7月エントリ分をまとめた「ひさみをめぐる冒険」eBook Jam Media Volume 1(販売価格: 5,250円)を無料進呈。
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